2008年01月18日

Delfi-C3、いよいよ打ち上げへ

待望のSSB/CW低軌道衛星「Delfi-C3」が、
3月7日午前9時20分(現地時間)にインドから打ち上げられることとなりました

#現地時間はGMT+5.5ですhi

Delfi-C3のスペックは次の通り(出典はこちら

−…−

Primary telemetry downlink: 145.870 MHz 1200 Baud BPSK AX.25 400mW
Backup telemetry downlink: 145.930 MHz 1200 Baud BPSK AX.25 400mW

Linear transponder passband downlink: 145.880 - 145.920 MHz (inverting) 400mW PEP
Linear transponder passband uplink: 435.570 - 435.530 MHz

Transponder mode beacon: 145.870 MHz CW (10dB below transponder PEP)

−…−

VO-52のトランスポンダ出力が1Wである点を踏まえると、
Delfi-C3では「耳の良さ」が問われることとなりそうです

今でも必要以上のEIRPで運用している局の多いSSB/CW系衛星ですが、
聞こえないから、パイルを抜けないからとむやみにパワーを出すのは、
AGCをかける原因となるので厳に慎みましょう

Delfi-C3では、ビーコンの出力がトラポン最大出力の−10dBですので、
自局のループがDelfi-C3のビーコンと同程度か若干弱めに聞こえるよう、
EIRPを調整する必要があるものと考えます
「交信できるよう出力を上げる」という安易な考え方は、
そう考える人の数だけ衛星の寿命を縮めることになると思いますがHW?!

なお、打ち上げ直後はテレメトリの送出のみ
打ち上げから3ヶ月後にトランスポンダがONになるそうです
ですから実際に運用できるのは6月上旬頃となるでしょう

以上、JH3YKV-Blogの記事で初めて知りました(笑)
posted by きこり@JH最大の難所 at 00:02 | 岐阜 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | サテライト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする