2016年04月25日

移動運用はスマートなやり取りで楽しもう!

RTTYで移動運用していて気付くのは、みなさんマクロの中身をあまり変えずに送信している、という点。正直、冗長です

★QSOのひな型★
XXK:CQ JK2XXK/3 JK2XXK/3 QTH 2602 CQ
(Pile Up!)
XXK:JH5ZAB 599 JH5ZAB ※注1・注2
ZAB:JK2XXK/3 599 JH5ZAB TU ※注2・注3・注4
XXK:CFM JH5ZAB TU JK2XXK/3 QTH 2602 CQ

注1:QSOの最後に入れるコールサインは、最初に入れたコールサインが文字化けした時のことを考慮してのもの
注2:「599」は1回だけで充分。複数回送る必要性は皆無
注3:送信する順番は、相手局コールサイン+レポート+自局コールサイン、が基本(DXペディ局を呼ぶ時はそうでもないみたいですがhi)。確実に交信するための方策です
注4:ここで「JK2XXK/3 DE JH5ZAB 599 TU」などと送る方がいますが、こう送られると、CQを出す側は「コールサインをミスコピーしたか?」と判断して注視しますし、再送したコールサインに文字化けや取りこぼしが起きると、CQを出す側はコールサインの再確認をしてしまいます(ちなみにレポートの後のコールサインが文字化けしたら、化けたんだろうなで済ませてしまうケースが多い)。せっかく正確にリターンがあったのに、不用意な電文の送出で必要以上に時間を費やすのはいかがなものでしょうね

GMやGAなどのあいさつはもちろん、運用場所や名前etc.の送出は、一切要りません。交信中に約束していなくてもQSLカードは発行しますし。余分な電文を送出することは、それだけ1QSOにかかる時間が増えることとなり、限られた時間内で1局でも多くの局へサービスする機会を奪うことに繋がります

そうそう。呼ぶ時は、自局のコールサインを2〜3回コールしていただければOK

好ましい例:JH5ZAB JH5ZAB
好ましくない例:JK2XXK/3 DE JH5ZAB JH5ZAB

「DE」は要りません(DEを入れないとコールサインと認識しないロギングソフトもありますが――N1MMplusはDEなしでも認識します)。また、こちらのコールサインをご丁寧に打っていただく必要は皆無。時間の無駄です

CQを出す側も、それを呼ぶ側も、スマートな送受を心掛けることで、1局でも多くSVCできる環境を作ることができれば、みんなが楽しく面白いひとときを過ごすことができると思います。共感していただける方は、スマートなやり取りにご協力いただきますよう、お願い申し上げます

それでは、今週末はこちらでお会いしましょう!
posted by きこり@JH最大の難所 at 22:19 | 岐阜 ☁ | Comment(4) | TrackBack(0) | デジタル通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする