2020年06月01日

本日のトピックス・2題

6月1日(月)
AO-92(U/V)・21時台
FM:ND9M/MM、JR2NPC
数日前にND9MジムさんにSKEDを申し込んだところ、この日のこのパスを指定。そこで満を持して待機していると……。グアムからの声が聞こえたので呼び、無事QSO! そろそろアメリカ本土へ帰るとのことなので、その前にQSOできて良かったです。なお6月2日・21時台のパスにも出てくるとのことなので、ぜひみなさんコールしてみてください。

QSO with ND9M/MM on AO-92

CAS-4A・22時台
FT4:JG2TSL
直近のAMSAT News Service Weekly Bulletinsにて、リニア衛星にてFT8・FT4による実証実験をやったとある。これを見て「面白そう!」と試していると、JG2TSL片桐さんが話に乗ってくださって……。LOS近くのドップラーシフトが緩やかなタイミングで無事QSOできました。いや〜、なかなかデコードしないので正直焦りました。でもQSOできて良かった〜。

200601_CAS4A_JG2TSL.jpg
QSO後に撮ったスクリーンショット
デシベル付きで呼んでくださったところ、さすがはTSLさん!

今回の運用を通じて得た知見は、以下のとおり。
■1シーケンスにかかる時間がFT8よりも短いFT4の方がQSOしやすい
 なおかつ呼ぶ時は、デシベルレポート付きで呼ぶとQSO時間の圧縮に繋がるので良い
■送信周波数・受信周波数を取り決めた上で、衛星固定で運用すると良い
 今回は435.225/145.865で試行
 しかし衛星固定での運用なら受信周波数帯域の下端+1kHzでいいんじゃないかな
■衛星固定で運用するので、周波数制御ツールによるRigコントロールは必須かも
 AOS直後やLOS間際なら手動での周波数制御でもQSOできなくはなさそうだけどhi
■送信出力は、送信アンテナにもよるけど絞れるだけ絞った方が良いような感触
 当方は18エレシングルで送信、IC-910Dのメーター読みでドット1つ分なので10Wも出ていない?!
■AOS後やLOS前のドップラーシフトが比較的緩やかな時間帯だとデコードしやすい

当方の運用環境は、以下のとおり。
■無線機:IC-910D
■アンテナ(1):145MHz-8エレ・435MHz-18エレ(ともにコメット社製)、AZローテータのみ(低仰角用)
■アンテナ(2):QFH-243(ナガラ電子社製・高仰角用)
Calsat32IC910SATで周波数を自動制御(IC910SATで送受周波数を制御)
■N1MM+にWSJT-Xを連携させて運用(N1MM+でのRigコントロールはOFF)
■パソコンにThinkPad・X60を使用(サウンドカードはオンボード)

お相手いただいたJG2TSL片桐さんとアドバイスをいただいたJI5RPT小柳さんには、この場をお借りしてお礼申し上げます。
posted by きこり@JH最大の難所 at 22:59 | 岐阜 ☔ | Comment(0) | サテライト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする