2007年02月04日

FMV-BIBLO MC\23のOSを98SEに

先日ヤフオクGetした「FMV-BIBLO MC\23」、
OSを98から98SEに換えるべく――CDDが外付けなので大変!
3日間に渡る悪戦苦闘記を綴ると長くなるので、
ここではどうやって換えたのかを備忘録代わりにUPしておきます

まずはじめに
以下の手順は当方の実体験を元に綴っていますが、
この手順を真似して万が一トラブルetc.が発生したとしても、
当方はその責任を負いかねますので、よろしくです
 
というわけで、真似される(or参考にされる)方は自己責任でどうぞ
 
しょせん真似事なので質問etc.にはたぶん上手く答えられないと思いますが、
「ここをこうしたらもっと良くなる」といったツッコミはお待ちしていますhi
 
−…−
 
1)参考にしたサイト
cool-r32.comの「FMV-NC313とWindows」内にある「DOSで外付けCDDを認識させる
現在は閉鎖中なのでキャッシュをどうぞ
 
−…−
 
2)PC以外に用意したもの
・FD(2HD)2枚(システム起動用・CDDドライバのセットアップ用)
・たまたま手元にあった外付けCDD(PioneerPCP-PR24A」)
 
以下はメーカのサイトからD/Lして入手しておく
・PCカードサービスドライバ(DOS用)
・CDDドライバ(DOS用・Win9x用)
 
−…−
 
3)システム起動用FDを作成
 
3-1)システムをインストール
Win95/98/98SEの入っているシステムでフォーマット・作成するとよい
WinMEやXPで作成するとドライバの相性問題が出たり、不要なファイルが入る
《参考になりそうなサイト》
DOS起動ディスク作成の詳細

 
Win95/98/98SEの入っているシステムのFDDドライブにFDを入れ、
コマンドプロンプトから「format a: /s」と入力して作成
この時点で起動用FDには次のファイルがあれば良い
COMMAND.COM
IO.SYS
MSDOS.SYS
#Win98SEでインストールすると「DRVSPACE.BIN」も生成されますhi
 
3-2)DOS環境設定
以下のファイルをWin95/98/98SEのCD-ROMや、
システムの入っているHDDから検索してはコピーして起動用FDに入れる
HIMEM.SYS
EMM386.EXE
SMARTDRV.EXE
 
次にtxtエディタで「CONFIG.SYS」を作成する
内容は次の通り
 
BUFFERS=20
FILES=60
DOS=HIGH,UMB
DEVICE=HIMEM.SYS
DEVICE=EMM386.EXE
 
そして「AUTOEXEC.BAT」もtxtエディタで作成する
内容は次の通り
 
@ECHO OFF
PROMPT $P$G
SMARTDRV.EXE
 
3-3)日本語モードを構成する
以下のファイルをWin95/98/98SEのCD-ROMや、
システムの入っているHDDから検索してはコピーして起動用FDに入れる
BILING.SYS
JDISP.SYS
JFONT.SYS
JKEYB.SYS
JKEYBRD.SYS
KANJI16.FNT
ANK16.FNT
ANK19.FNT
 
そして、txtエディタで「CONFIG.SYS」に次の内容を追記する
 
rem [JP]
DEVICEHIGH=BILING.SYS
DEVICEHIGH=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICEHIGH=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICEHIGH=JKEYB.SYS /106 /JKEYBRD.SYS
 
−…−
 
4)PCカードサービスドライバの設定
使用するドライバはここでD/L
「Dos device driver for PCMCIA socket service utility」の
「Socket service for Dos」をクリックして dos.exe を保存して解凍し、
中にある「PCM311」フォルダをそのまま起動用FDへコピーする
 
そして「CONFIG.SYS」へ次の内容を追記する
 
rem [PC CARD SERVICE]
DEVICEHIGH=\PCM311\CNFIGNAM.EXE /DEFAULT
DEVICEHIGH=\PCM311\PCMSS.EXE
DEVICEHIGH=\PCM311\PCMCS.EXE
DEVICEHIGH=\PCM311\PCMRMAN.SYS
 
−…−
 
5)CDDドライバの設定
使用する外付けCDDに応じて用意する必要がある
ここでは私の用意した「PCP-PR24A」に沿って説明
 
「PCP-PR24A」のドライバはここで入手可能
FDDに2HD-FDを入れてから「PR24AW2K.EXE」を解凍し、
PCP-PR24A用セットアップFDを作成する
 
ここで必要なのは dos ディレクトリ内にある次のファイル
それぞれコピーして起動用FDに入れる
IDEII365.SYS
IDECD_DV.SYS
 
そしてに「CONFIG.SYS」へ次の内容を追記する
 
rem [CD DRIVER]
DEVICEHIGH=IDEII365.SYS
DEVICEHIGH=IDECD_DV.SYS /D:IDECD001
LASTDRIVE=Z
 
最後に「MSCDEX.EXE」をWin95/98/98SEのCD-ROMや、
システムの入っているHDDから検索してはコピーして起動用FDに入れ、
「AUTOEXEC.BAT」へ次の一文を追記する
 
MSCDEX.EXE /V /M:15 /D:IDECD001 /L:D
 
−…−
 
6)ここまでのまとめ
起動用FDに格納されたファイルは次のようになっていると思います
A:\
+-[PCM311]
| +- CNFIGNAM.EXE
| +- PCM.INI
| +- PCMCS.EXE
| +- PCMRMAN.SYS
| +- PCMSS.EXE
|
+- ANK16.FNT
+- ANK19.FNT
+- AUTOEXEC.BAT
+- BILING.SYS
+- COMMAND.COM
+- CONFIG.SYS
+- DRVSPACE.BIN
+- EMM386.EXE
+- HIMEM.SYS
+- IDECD_DV.SYS
+- IDEII365.SYS
+- IO.SYS
+- JDISP.SYS
+- JFONT.SYS
+- JKEYB.SYS
+- JKEYBRD.SYS
+- KANJI16.FNT
+- MSCDEX.EXE
+- MSDOS.SYS
+- SMARTDRV.EXE
 
また記述した各ファイルの中身は次のようになっていると思います
 
【AUTOEXEC.BAT】
@ECHO OFF
PROMPT $P$G
SMARTDRV.EXE
MSCDEX.EXE /V /M:15 /D:IDECD001 /L:D
 
【CONFIG.SYS】
BUFFERS=20
FILES=60
DOS=HIGH,UMB
DEVICE=HIMEM.SYS
DEVICE=EMM386.EXE
rem [JP]
DEVICEHIGH=BILING.SYS
DEVICEHIGH=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICEHIGH=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICEHIGH=JKEYB.SYS /106 /JKEYBRD.SYS
rem [PC CARD SERVICE]
DEVICEHIGH=\PCM311\CNFIGNAM.EXE /DEFAULT
DEVICEHIGH=\PCM311\PCMSS.EXE
DEVICEHIGH=\PCM311\PCMCS.EXE
DEVICEHIGH=\PCM311\PCMRMAN.SYS
rem [CD DRIVER]
DEVICEHIGH=IDEII365.SYS
DEVICEHIGH=IDECD_DV.SYS /D:IDECD001
LASTDRIVE=Z
 
−…−
 
7)起動用FDの動作確認
外付けCDD(PCP-PR24A)を FMV-BIBLO MC\23 に接続し、
FDDに起動用FDを入れて起動
エラーが出たら、出た箇所(行)をチェックしてみましょう
 
エラーが出なかったらOK
「FDISK.EXE」「FORMAT.COM」をWin95/98/98SEのCD-ROMや、
システムの入っているHDDから検索してはコピーして起動用FDに入れる
 
これで起動用FDができました
「書き込み禁止」の処置を忘れずに
いよいよHDDのフォーマット、そしてWin98SEのインストールです
 
−…−
 
8)HDDフォーマット
FDDに起動用FDを入れてPCを起動
コマンドプロンプト「A:\>」が出たら「format c:」と入力し、
PC内蔵HDDをフォーマット(初期化)する
 
−…−
 
9)Win98SEのインストール
外付けCDDにWin98SEのCD-ROMを入れる
HDDフォーマットを終えてコマンドプロンプトが出たら「d:」と入力
コマンドプロンプトが「D:\>」となったら「setup」と入力
スキャンディスクが終わったら、FDDから起動用FDを抜く
あとは画面の指示に従ってインストール作業を進める
 
 
「PCカード(PCMCIA)ウィザードへようこそ」まで進んだら、
まずPCP-PR24A用セットアップFDをFDDに入れ、
「はい(Y)」のラジオボタンをONにして次へ進む
 
「新しいハードウェアの追加ウィザード」が出るので、
「その他のデバイス」「(標準PCMCIAドライバ)」の順で選んだら、
右下の「ディスク使用(H)」をクリックする
 
「ディスクからインストール」という画面が出るので、
「参照(B)」をクリックして「ide2_pio.inf」のあるフォルダを探すと、
おそらく「A:\WIN95」がコピー元に設定されるはずなので、
そうなっているのを確認したら「OK」をクリックして先へ進む
 
モデル欄に「I-O DATA PCIDEU」が出てきたら「次へ」をクリックし、
「インストール中のデバイスはプラグアンドプレイに対応しています」
とのメッセージを確認したら「次へ」をクリック
するとセットアップFDからCDD用ドライバを読み込むので、
読み込みを終えたら「完了」をクリックして次へ進む
 
「リアルモードPCカードドライバ」云々のウィンドウが出たら、
「いいえ(N)」のラジオボタンをONにして次へ進み、
PCカードウィザードを終了し、FDDからセットアップFDを出す
 
 
ここから先は再び画面の指示に従って作業を進めれば、
外付けCDDを認識した状態でWin98SEがインストールできます
 
しかし――このままではまだまだ使い勝手が悪いので、
以前の状態へ持っていけるよう、各種ドライバを入れなくちゃならないhi
 
 
続きは後日まとめて(苦笑)
posted by きこり@JH最大の難所 at 23:36 | 岐阜 ☔ | Comment(15) | TrackBack(0) | がらくた入れ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うちは別のpcのを使ってやっています
別のpcにHDDをつないで別の領域を作っておいて(仮にd:)
そこにWIN98CDを入れておいてpcのに取付
win98の起動ディスクで立ち上げて
win98をインストールする

こうするとUPDATEなどでcdを要求されてもd:を指定してらくちん♪
Posted by tug@ at 2007年02月05日 18:07
>tug
1)98を入れたいHDDをノートPCから取り出す
2)別のPCにHDDを接続
3)HDD内に領域を2つ作成する
4)片方の領域に98のCD-ROMを丸ごとコピー
5)HDDをノートPCに戻す
6)ノートPCを98起動FDで立ち上げる
って理解でよかですか?????
Posted by きこり at 2007年02月05日 20:48
そっか、HDDに98のCD-ROMを入れちゃえば、
外出先で98のCD-ROMが必要な時も大丈夫なのね(ふむ)

ということは、FDISKで基本領域(c:)と拡張領域(d:)を作り、
おのおのフォーマットした後で、
d: へ98のCD-ROMを丸ごとコピー
それから起動FDで再起動させて98をインストールすれば、
PCカードのところでの煩雑な手間がなくなるなhi
Posted by きこり at 2007年02月05日 23:25
会社でちょっと見た時にだぁーっと書いたので
あんまり整理して書きませんでしたね sri> きこり
そういう解釈でokです
ただこれは、98SEまでで2kの時は
ちょっと手順がふえますわ
うちは・・・
d:1GB
c:残り分
でやっております
2Gくらいにしておくとオフィスとかも入れておけるので
オフィスのUpdateの時も楽チンです
そんなわけで、うちにはcdのドライブがありまへん
Posted by tug@ at 2007年02月06日 00:26
>tug
DOSのXCOPY.EXEを使ってみたんだけど、
コレってFDベースでPCを立ち上げた状態では、
使えないスイッチが結構あるんですね――
特に/Hが使えないのは痛いかも?!

取りあえず/Eだけ付けて、現在作業中(笑)
Posted by きこり at 2007年02月06日 21:34
/Eだけでコピーしたファイルのみで、
Win98SEがちゃんと入っちゃいました(笑)
このネタも備忘録代わりに後日UPしなくちゃねhi
Posted by きこり at 2007年02月06日 23:25
xcopyもいいですが
うちはFD(ファイル&ディレクトリだっけ?)
を使ってコピーしていましたよ
無事コピーできたようでなによりです
Posted by tug@ at 2007年02月07日 12:35
>tug
FDね。もう何年(10ン年?)も使ってないなぁ(苦笑)
まあ、「XCOPY dir: dir: /E」でOKだったのは、
大きな収穫でございました(笑)

以前にもCDDなしノートPCに98SEを入れたことがあるけど、
その時の手順をすっかり忘れちゃっててねぇ(苦笑)
それではイカンと今回は備忘録代わりに顛末記?をUPした次第hi
これで怖いものはナイぞ――っと(ホンマか?!)
Posted by きこり at 2007年02月07日 18:20
 私もHDDには\win98と言うイメージを放り込んであります。何かやる時にCDセットしろとうざいので。。

 ちなみにHDDが換装できるタイプのPCなら、HDDを予めデスクトップなどでフォーマット、98(SE)のイメージを適当なフォルダにコピー、SYS転送したのちにそれをノートの方に内蔵して起動、コマンドプロンプトしか出ないのでそこからc:\win98\setupなどとやれば後はインストール出来ます。

 確か何もしなくてもPCMCIAは認識できたと思うので、NE2000系などWINで標準のドライバで動くLANカード(3comの10baseの奴とか)があればあとはネットでどかどかとドライバを突っ込んで終わりです。
Posted by JH0RNN at 2007年02月07日 21:36
>JH0RNN
RNN師も98CD-ROMをHDDに放り込んでいるんですね
あたしゃtug師のススメ(hi)にしたがって初めてやったけど、
こりゃ確かに楽でえぇわぁ(笑)

さて、ふる〜いノートPCだと、
HDDを取り出すだけで結構難儀するものがありますよね
まあ、我が家のデスクトップPCには、
ノートPC用HDDを接続できるI/Fがないので、
今回の方法をとった次第ですhi

それと――やっとFMVがネットに繋がった
我が家では各PCのIPアドレスを固定してるので、
DNSやゲートウェイを設定してやらんとアカンのですが、
どう設定するのかすっかり失念してましたよ(笑)
DNSのホスト名、これ適当でよかったのねhihi
Posted by きこり at 2007年02月08日 23:14
私ゃ、プリンターポートに繋ぐCD-ROMドライブを持っているので
プリンターポートがあれば比較的簡単にWindws95がインストールできます。
Win95さえ入れば後は、ネットワークが使えますので母艦にオフィスのCD板を入れてインスートル。
ジャンクで遊ぶときは、色々に道具を持っていなきゃ。
Posted by バッタ屋のヲヤヂ at 2007年02月09日 00:02
 お便利な道具といえばUSB<>IDE変換アダプタですかなぁ。
 USBに繋いで反対側には3.5IDE/2.5IDEが対になって出ているタイプです。電源アダプタにデスクトップ用4Pプラグもついているので光学ドライブを裸のまま使ったり、デスクトップで2.5HDDなどをフォーマットしたりするのに便利ですよ。1000円くらいで売ってるので1個持ってると便利。

 私はノートは元々VAIO−C1だったのですが、最近は周りに感化されてIBM機が主流になってきました。HDDの換装も簡単だしドライバ類は揃うし中古でも何とかなります(笑い←中古ばっかしですが(汗
Posted by JH0RNN at 2007年02月09日 23:57
>バッタ屋のヲヤヂ
LPTに繋ぐタイプのCDDですか〜
それは確かに便利なアイテムですねぇ
今じゃ市販されてないような気がしますhihi

>JH0RNN
そんなお便利な道具が1k円ぐらいで入手できるんですか?!
そいつは知らなかったな〜(汗)
なおウチもIBM派だったのですが、
ThinkPadのA5ファイルサイズがなかなか出てこないし、
出てきても高値が付くので――(苦笑)
今回のFMVはヤフオクで4600円、
これに送料を入れても5400円とまずまずでした(爆)
Posted by きこり at 2007年02月10日 09:06
 A5サイズは高いですね〜確かに^^;

 画面がXGAだったりクロックが速かったりするともう。。。。--;
 それにしてもそのFMVは掘り出し物ですね。
 荒っぽい(?)移動運用で使うにはいい感じ。

 変換アダプタはお勧めと思います。
 正月アキバに行ってきたのでもう1個買ってきました。1100円とかそんな感じの値段でした。
Posted by JH0RNN at 2007年02月10日 11:18
>JH0RNN
でしょ?!(笑)
どうせ移動運用で酷使するし、DOSベースでの使用が前提なので、
この程度のノートPCで充分満足だったりしますhihi

変換アダプタの件は――
これから10都まで行くのに聖地・アキバへ行くヒマはない(涙)
そのうち名古屋・大須の電気街を徘徊するヒマがあったら、
その時に仕入れてくるとしますhi
Posted by きこり at 2007年02月10日 11:39
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック