2013年05月25日

AG-25

今日はV/UHF帯の機材チェックに明け暮れましたhi

まずは144MHzから1200MHzまでの八木アンテナのSWR値を確認。430MHz(ブーム長が約4λのシングル八木)は地上高2mHの北向けながら、三重県の伊勢市や津市のレピータが良好に開く。1200MHzは3mHにまで上げて恵那山に向けると、名古屋市東区と岐阜市(金華山)のレピータが開いた。ブーム長が約1.5λの144MHz用アンテナもSWR値はバッチリでした。

これに平行して、アイコム社のプリアンプも順次チェック。AG-35とAG-1200は良かったものの、AG-25がダメ。リレーはきちんと動作していて、プリアンプとしての動作も一応してるみたいだけど、スルー時のSWR値が4.5ぐらい。そういや数年前に使った時もSWR値が悪くて送信できなかったので、それ以来お蔵入りしてたっけ……

ネットのどこかに回路図でも転がっていないかと探してみたがNG。仕方ないので、取りあえず中を開けてみました

130525-b_R.jpg
GaAs素子は見た目大丈夫そう……技術力があればこんな改造をしてみたいのだけどhi

130525-a_R.jpg
スルー時にSWRが悪くなるってことはスルー回路上のパーツがおかしいのだろうとパターンを追ってみると、赤丸で囲んだコンデンサ(C16)が1つあるだけ。リレーは2つとも導通を確認して大丈夫そうなので、このコンデンサが逝ってしまっている……でいいのかな??

102Kと印字されているこのコンデンサ、同軸ケーブルに重畳されているDCを切るためのものなのかな。詳しいことは分からないので、明日にでも無線機屋さんで診てもらうとしましょうhi

−…−

2013年5月26日・追記
無線機屋さんで診てもらったところ……

130525-c_R.jpg
DCを切るコンデンサではなく、黄枠の中にあるべきコイルがないのが原因、とのこと。確かに変だなとは思っていましたが、このままだと無線機からの出力が電源回路へそのまま入っちゃうからね……と、手持ちのコイルを付けてもらって終了。挿入ロスをほとんど感じない程度になりました。よかったよかった

ちなみにこのプリ、ヤフオクで入手したものだけど、前オーナーはどこかしら改造してたようなことを言ってたので……前オーナーは普通に使えてたのかなぁ

で、ご主人のアドバイスにしたがって、こんなものを購入。さっそく拭き拭きしたところ、いやはや、けっこう汚れているものですね……移動運用屋さんの宿命だと言われましたhi
130526_R.jpg
posted by きこり@JH最大の難所 at 23:27 | 岐阜 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | ラジヲよもやま | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めてお目にかかります。ご教授下さい。
AG-25等は 1C−910Dの オプション
のようですが 他の無線機でも問題なく
使用できるのでしょうか?電源供給はなにか
工夫が必要なのでしょうか?
Posted by 小川克己 at 2013年10月08日 10:52
>小川克己さん
ICOM社のこのシリーズのプリアンプ(AG-25・AG-35・AG-1200)は、同軸ケーブルに重畳されたDC12Vを電源としています。なので、これらのプリアンプを使うためには、無線機が同軸ケーブルにDC12Vが重畳できる機能を有していることが条件となります

当方も不勉強ゆえすべては把握していませんが、少なくともIC-820/821/910/911/970/1271で使用可能です。他社製品でも同様の機能があればOKでして、インターネットで検索するとFT-847での使用例が見つかりました

同軸ケーブルにDC12Vが重畳できない無線機で使う場合は、無線機とプリアンプの途中で同軸ケーブルにDC12Vを重畳させてください。この辺り、当方はよく分からないのですが、以下のページが参考になると思います
http://www9.ocn.ne.jp/~ja1kp/
http://www5a.biglobe.ne.jp/jh2clv/mfj998rt.htm

IC-910では、ボタン長押しでAG-25/35/1200のプリアンプをON/OFFできます。電源ケーブルを別途用意する必要がないので、移動運用の時は重宝していますよ
Posted by きこり@JH最大の難所 at 2013年10月08日 18:41
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