2013年08月22日

地籍調査の成果品から取りあえず図面を作成

忘れないうちに書き留めておかなくちゃhi

(1)地籍調査の成果品を市役所で入手
中津川市の場合は本庁舎2階の地籍調査室で対応
入手したもの:
 求積表(所在地・地番・地目・筆界点番名・X座標・Y座標・辺長・方向角・計算面積などが記載)
 図郭毎集成図(1:500、筆界点番名・地番・地目入り)
もちろん有料だが、法務局の公図(法14条地図)よりも安い上に情報量が豊富
本当はこれに所有者名が入ると言うことナシなんだけど……ね
中津川市では電算化されたデータでの提供はおこなっていないとの由

(2)求積表のデータを手入力
少しでも楽をしようとExcel2000(ふるっ!)でマクロを組んだ
ここで後述のツールへ渡すためのTXTファイル(中身はカンマ区切りのCSVファイル)を生成
筆界点番号は頭に0が来ることがあるため、この列だけは書式を文字列にした
入力するのは「筆界点番号」「X座標」「Y座標」の3つだけ
上位桁を省略して入力できるようにすることで作業効率の向上を図った

(3)XYBL TOOLを起動して設定
あらかじめ平面直角座標系の系番号を調べておく(岐阜県は全域にわたり7)
調べた平面直角座標系の系番号を指定しておく
この他に「オプション」⇒「設定」で少しいじるところがある
○「角度(出力)」を dd.mmssss にする(初期設定は ddmmss.ss)
○「SIMA・APA以外の変換元ファイルのフォーマット」に新規でフォーマットを追加
  ここは自分で組んだExcelマクロが吐き出すTXTファイルに合わせた
  点名には筆界点番号が入るようにした

(4)XYBL TOOLで座標データを緯度経度データへ変換
「一括変換」をクリックして、自作Excelマクロが生成したTXTファイルを選択
データを読み込んだら「保存」をクリックし、「カンマ区切り(*.csv)」で保存

(5)カシミール3Dに対応したCSVファイルを作成
再び自作のExcelマクロの登場
GPSファイルツールプラグインのマニュアルを見ながら並びを決定
筆界点をWaypointデータ、筆界点間の境界をTrackデータとした
WaypointデータとTrackデータの名称には筆界点番号を記述
Trackデータのヘッダの名称には所在地と地番を記述
Trackデータは描画する線が一周するよう先頭データを最終行にも記述した
ここでもCSVファイルを吐き出すため、前項で生成されたCSVのファイル名と重複しないよう配慮
前項で出力された緯度経度データが ddmmss.ss でも正常に処理するようルーチンを追加
;種別,名称,緯度,経度,標高,日付,時刻(UTC),測地系,方位,仰角,区間,アイコン,GPSでの名前,説明
W1,01104024236,35.123456789,137.123456789,,,,WGS84,,,,,,
(中略)
;ヘッダ,名称,線色(R),線色(G),線色(B),線幅,線スタイル
H1,どこかの何とか1-2-34,255,0,0,2,1
;種別,名称,緯度,経度,標高,日付,時刻(UTC),測地系,方位,仰角
T1,01104024236,35.123456789,137.123456789,,,,WGS84,,
(中略)
T1,01104024236,35.123456789,137.123456789,,,,WGS84,,
(6)カシミール3Dにデータを食わせる
【必須】あらかじめGPSファイルツールプラグインを入れておくこと
カシミール3Dを起動させる
「ツール」⇒「GPSファイルツール」⇒「CSV形式から読み込み[ddd.mmss形式]」と進む
前項で作成したファイルを選択

kasmir3d.jpg
1:2500の基盤地図上に表示させてみました
まあまあいい感じですhi!

XYBL TOOLとカシミール3Dの作者にはホント感謝感謝! です
posted by きこり@JH最大の難所 at 13:17 | 岐阜 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本業のお話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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