2007年04月01日

9M2、撃沈――

9M2/JH3GCNを落とすべく、いつもの場所へ出掛けましたhi

★4月1日(日)★
岐阜県中津川市(JCC#1906、PM85)
FO-29(1602〜1609、#52451)
No QSO.....
9M2側が先にAOSするパスなので期待度200%だったけど、
JH0PVF岡田さんがSSBをリクエストしてたので、
9M2/JH3GCN弓削さんはSSBでRunning――
CWフィルタで聞いてたのが災いするわ、
そのうち7K4CYI/0がカブって来てワケが分からないわ、
そうこうするウチにウィンドウが閉じました、とさ(涙)

まあ、次に期待しましょう、うん!

●緯度差のあるQSOにおけるドップラーシフトの求め方
※相手局が送信固定でCQを出す場合、を想定していますhi
 
1)自局と交信相手局の緯度経度を10進数で調べておく
1-1)自局の緯度経度の調べ方は次の通り
1-1-1)国土地理院の地図閲覧サービスで自局の地図を出す
1-1-2)自局の場所をクリックし、ポップアップで出る緯度経度を控える
1-1-3)以下の式に代入して10進数にする(小数点以下3〜5桁でOK)
    (度)+(分/60)+(秒/60/60)
    【例】北緯35度30分11秒・東経137度28分54秒の場合
      35+(30/60)+(11/60/60)=35.5030555556
      137+(28/60)+(54/60/60)=137.4816666667
1-2)相手局の緯度経度も同様に調べておく
1-2-1)DX局の場合はGoogleEarthなどで調べると良い
1-2-2)近所の街の緯度経度でも誤差は無視できる範囲内なので大丈夫
 
2)7M3TJZ安田さんの通過予報でパスを調べる
2-1)観測地点を「経緯度指定」にする
2-2)右側に調べた緯度経度を代入する
2-3)出力形式を「詳細表示」にする
2-4)その他の項目は適宜指定する
2-5)すべて指定し終えたら「予報計算!」をクリックする
2-6)この作業を自局・相手局それぞれ行う
 
3)相手局のそのパスにおける実際の受信周波数を調べる
3-1)相手局の通過予報を手元に用意
3-2)相手局の送信周波数を調べ、MEL時の受信周波数を確認
【参考】SSB/CW衛星におけるMEL時のUpLink/DownLinkの相関表
《FO-29》 《VO-52》 《AO-7》
145.900-435.900 435.225-145.925 145.850-29.400
.920- .880 .235- .915 .870- .420
.940- .860 .245- .905 .890- .440
.960- .840 .255- .895 .910- .460
.980- .820 .265- .885 .930- .480
146.000-435.800 435.275-145.875 145.950-29.500
3-3)自局の通過予報と見比べてウィンドウの開く時間帯を確認
3-4)自局〜相手局のウィンドウのある時間帯だけでいいので、
   ドップラーシフトの値をそのまま受信周波数に加減する
 
4)相手局の受信周波数を基にした自局の送信周波数を調べる
4-1)3-4で得た受信周波数一覧を用意する
4-2)3-4の受信周波数に相関する送信周波数を調べる
   数秒程度は誤差の範囲内なので無視してもよい
4-3)4-2で調べた周波数に自局のドップラーシフトの値をそのまま加減
 
5)実際の運用
・受信周波数:3-4の工程で調べ上げたリスト
・送信周波数:4-3の工程で調べ上げたリスト
この2つを横目で睨みつつ送受の周波数を補正しつつ呼ぶhi!
 
こうやって出来上がったリストを眺めると、
送信固定で出る局を呼ぶのって結構面倒くさいのかも(苦笑)
衛星固定はPCでRigコントロールしないと無理なので、
衛星通信では受信固定が推奨されるのでしょうね、たぶんhi
posted by きこり@JH最大の難所 at 17:24 | 岐阜 ☁ | Comment(6) | TrackBack(0) | サテライト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すごいことをしよるとですねぇ。当局、DXが無理なはずじゃ。出来るのは受信固定のとこだけ!
Posted by kee at 2007年04月01日 21:22
FO-29ならDX楽な方ですよ
VO-52だと天井パスなら新潟でも動く
北海道だと何局もまたぐし(笑)

ELが下がると動きが少なくなるようですので
自分がGCNさんと2回交信した時は
割と動きませんでした。
岐阜と徳島では、かなり条件が違うのかな?
Posted by WLV at 2007年04月01日 22:33
戸根さん、残念でしたね。あのときは、SSBで CQ連発してました。最後の方でちょろっとCWにも出てきましたが、スグにまたSSBに戻ってしまいました。今日はサテライターの多くはDXより新区の方が重要だったハズなので、皆、9M2に気づいても、スルーしたのでしょうね。
Posted by JS3CTQ at 2007年04月01日 23:07
>kee
執念と根性だけでDXを追いかけてます(笑)
でも自宅に常設Antがないのは痛いですhi
kee師のところならDXハントに有利だと思いますよー

>WLV
ELが下がると動きが少なくなる分だけ、
衛星が遠くに行っちゃいますものね
この辺りは徳島も岐阜も一緒だと思うし、
Antの利得である程度はカバーできると思うのだけど、
SSBの局をCWフィルタで聞いたワタクシがアフォなだけですわ(笑)

>JS3CTQ
16時台のFO-29はJA〜9M2で良好なウィンドウがありましたもの、
常設Antのない身にとってはココ一発!の意気込みでしたが、
見事に空回りしちゃいました(苦笑)
それに最近の衛星はAJA絡みで出ている方が多いので、
DXハントやレアモードの運用はあまり眼中にないのかも?!
ただJH3GCN弓削さんがCWで出ていたら、
また状況が違っていたかも知れませんねぇhi
Posted by きこり at 2007年04月01日 23:56
私がデーターを取った結果は衛星固定がベスト!!
これ以外は有りません。
もし、相手が送信固定で自分がリグコン使っていたら
低い方の周波数を固定にする。
FOでは送信固定、VOでは受信固定にして相手の周波数
を追っかけるの良いと言う結論に達しました。
(低い周波数の方がドップラーが少なく、反対側は
PCが制御してくれる)
てな、具合です。

データーは自分の周波数をCALSAT32で取って相手の
周波数をCALSAT99から取得して実際の衛星飛来時に
計算しました。
流石にMEL時は変動が激しいので衛星固定以外は苦しい
と思いますが・・・・
Posted by uvj at 2007年04月07日 21:21
>uvj
VYFBなRept、ありがとうございます〜
ドップラーシフトの少ない方(=低いバンドの方)を
固定してやるのがいいとのこと、
AO-7を運用した時になんとなく感じましたhi

私なんぞはRigコントロールさせていないので、
CQを垂れ流せば良いSVC側に回ってばかりですが、
たまにDX局を追いかけたりしているので――
何とかしないとイケナイと思う今日この頃ですhi
Posted by きこり at 2007年04月08日 22:53
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