2016年01月20日

2016年2月号

今号はRTTYコンテストについて語ってみましたhi

■RTTYコンテストに参加してみよう
先月号でも触れましたが、「国内QSOも有効な海外コンテスト」も当方が担当するコラムでは取り上げましょ、ということで、その第一弾! として2月中旬に開催されるCQ WPX RTTYを取り上げてみました。

今年はサイクル24の下降期に入っており、正直なところ28MHzでのビック・オープンはほとんど期待できない状況。となるとハイバンドは21MHzが主戦場になるんじゃないかな。前回だと、日曜夕方にEuが開けたときは21080kHzからデジタルバンド上限の21125kHzまでびっしりと出ている様子は圧巻でした。それと7MHz。昨年1月のバンドプラン改正では、デジタルモードのバンド幅が拡がっただけではなく、海外局とのQSOに限れば7045kHzから上でも出られるようになったので、海外局とQSOできる機会がグンと増えました。公開されているログを見ると、私が確認した範囲では7080kHz近くまでQSO実績があるので(私自身は7070kHzでQSOしてますhi)、呼びに回る時は広範囲にワッチすると良いでしょう。

本文でも触れましたが、このコンテストはエントリーなしの種目が割とあります。2エリアだと以下のとおり。上手く種目を選ぶと割と入賞しやすいのかも知れませんhi
○ハイパワー部門 21シングル、14シングル、3.5シングル、マルチOP種目すべて
○ローパワー部門 14シングル、7シングル、マルチOP種目すべて
○QRP部門 3.5シングル以外

「このコンテストを取り上げるのって、単にきこりがマジ参加するからでしょ」とお思いのあなた、ご名答!(苦笑)。今年もSOABLP(シングルOP・オールバンド・ローパワー)でのフル参加を予定しています。見えていましたらぜひQSOしましょう。そして、多くの局とのQSOを通じてデジタル系コンテストの面白さを少しでも実感していただけたら嬉しく思います。


■国内屋さんがRTTYコンテストにハマった理由
上の見出しは本誌のと違うけど、こちらが元々の見出しですhi

海外QSOに対する憧れってのはあって、かつてお手伝いによく通った高知県のM/M局にて、オーナー以下手練れの方々が海外の局をバッタバッタさばき倒す様子はホントかっこいいものでした。でも本誌に書いたとおり、苦手なものは苦手。今から思えば、高知でのほほんとしていた頃にもっとDX-QSOをやっておけば良かったなぁ、と思いますが、これぞまさしく「後悔先に立たず」。

それにしても、なんで急にRTTYコンテストをやろうと思ったんでしょうね。正直自分でもよく分かりません(笑)。たぶん、前年の年末に中古のThinkPad X60を入手したことが大きいのかも。んでもってWW RTTYへ参加するに際し、ロギングソフトをどうしようかと検討。CTESTWINRTCLN1MMRCKLogなどの中から、結局和製のRTCLを選んでコンテストに臨みました。

で、本誌にて述べたように、これが結構面白くて一発でハマってしまった次第。おそらく、潜在的に海外コンテストで遊びたいという欲求があって、でも自らの能力のなさに諦めていたところに、その能力を上手く埋めてくれる存在を知ったからなのでしょうね。

私と同様に海外局とのQSOに苦手意識を持ちながらも「DXQSOしたい!」という、矛盾した欲求(hi)をお持ちの方には、ぜひRTTYやPSKなどデジタル系へオンエアーしてみましょう。で、それなりにたくさんQSOしたいという方は、ぜひデジタル系コンテストへの参加をオススメします。今までに感じたことのない世界が拡がっていると思いますよ。


■デジタル系コンテストQSOの「ひな型」
デジタル通信は「文字化け」との闘いでもあります。そしてコンテストは限られた時間にできるだけ多くの局とQSOするのがセオリー。なので、デジタル系コンテストでのQSOでは、この2つをどう上手く両立させるか、について腐心することになります。その上で最近では、RBNの普及により、この情報をコンテストでどう活かすかも戦略を考える上で大切です。

さて。この項で一番書きたかったことは、実は欄外にある注釈10だったりして(苦笑)。「QRZ」の使い方を誤ると、誤った情報を全世界に向けて発信することとなり、RBNの情報を見た全世界のハムの中には混乱したり、失望したり――。中には「ふざけるな!」とお怒りになる方も出てきかねません。まあ、誰とは言いませんが、わざわざ遠くへペディションに出掛けていきながら「QRZ」の使い方を誤ったばかりに、という実例が昨年のWWRTTYでありましたし。


■つれづれなるままに・第2回
移動運用って、撤収を前提とした設営が求められます。なので簡単に結べて強度があり、かつ、さくっと解ける結び方を覚えておくと、移動運用に限らず実生活でも色々と役に立ちます。

今回ご紹介した「引き解け結び」は、端を引っ張ると結び目が解けるのでそう呼ばれています。この結び方のポイントは、結んだ時にできるループ(輪っか)を大きめにしておくこと。このループが小さいと、結び目が緩いとループ部がすっこ抜けてしまい、結び目が解けてしまいます。だから安全を見込んでおく、という意味でループを大きめに、という次第です。

バランを吊る時もこの結び方を使いますが、ループの中へロープ端を通して最後に引っ張る時、きつく引っ張ると解くのに手間暇がかかります。要は、ループがすっこ抜けて結び目が解けるのを防ぐための処理なので、絞ったループがロープ端を軽く締める程度でOKですよ。この辺り、本当は画像を用意したのですが、誌面の都合で割愛されてしまいましたhi

1602引き解け_9_R.jpg
これが割愛された画像。この程度の緩い締め付けでOK
posted by きこり@JH最大の難所 at 23:02 | 岐阜 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | CQ誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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