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2016年06月19日

2016年7月号

今号は、JAではかなりマイナーな海外コンテスト(?)を取り上げてみましたhi。

CQ World Wide VHFコンテストに参加してみよう

アメリカ(W)の出版社・CQマガジン社が開催するこのコンテスト、その名の通り、VHF帯である50MHz帯と144MHz帯の2つのバンドで競われます

開催時間は27時間! JAの感覚で考えると、JAでは存在自体もほとんど知られていないコンテストゆえ、長いと言えば長いのでフル参加しようと思うと大変でしょうけど、このコンテストならではの種目なら割とお手軽に参加できるのではないでしょうか。

さて、このコンテストではグリッドロケーター(スクエアまでの4桁)を交換します。と言うのも北米やヨーロッパでは、V/UHF帯の交信においてグリッドロケーターを交換するのは一般的でして、これは私がちょくちょく出ているサテライト通信も同様。なのでサテライト通信でも、珍GLサービスを目的とした移動運用がよくおこなわれています。そういう環境なので、コンテストNRにGLを採用しているのは、至極もっともな訳です。

ただJAではGLをありがたがる慣習が一部のWASAハンター・VUCCハンターやEMEerを除いてないので、「GLの交換を!」とお願いしても「知らないから――」と断られることもままあります(特に移動局)。こればっかりは仕方ないかな。JAでGLを交換するコンテストは広島WASなど数的にはとても少ないし、JARLがWASAアワードを出しているとは言え、それ目的の移動運用ってJ-CLUSTERなどを眺めていてもホント少ないので(皆無とは言いませんがhi)、こういうコンテストを通じてGLの存在を広めていくしかないのかも知れませんね。


■Hilltopper種目

この種目の最大の特徴は「出力10W以下」「連続した6時間で競う」の2点。

QRPって国際的な感覚だと5W以下ですが、このコンテストに限っては10W以下と規定されています。出力低減が認められるのかどうかまでは知らないのですが(汗)、20年以上前の無線機――4アマ(旧電話級)の増力(10W⇒20W)が認められるまでは、10W出力の無線機って割と市場に流通していましたし、今もYahoo!オークションでは、10W機の無線機が出品されているのをよく見かけます。そういう無線機を用いて、6時間に渡ってロケーションの良い場所から運用すれば、それなりに楽しめると思います。27時間は長すぎだけど、6時間なら日帰り移動運用を楽しむぐらいの気持ちで参加できるでしょうし。


■Rover種目

この種目の特徴は、異なる場所からの運用も有効となるケースがある点。それは、自局のGLが異なれば――というもの。上限の定めはないので、27時間のうちに回れるだけ回るのも当然アリ。JAでも頑張れば4〜5つのGLから運用することもできそうな気がします。

規約中には「Rover(CWなら/R)を付けて運用せよ」とありますが、JAには本当に馴染みのないものなので、フツーに運用すればいいと思います。ただCWでは判別が難しいかも知れませんので、ポータブル表示の後に「/R」を付けると良いのかも。


■移動運用を楽しむのなら一石二鳥(三鳥以上?)で

本稿では「Summit on the Air(SOTA)」と絡めて参加するのも一興ですよ、と書きました。せっかくの機会、コンテストだけでなく他のプログラムと合わせてアマチュア無線を楽しむのも大いにアリだと思っていますので、JH0CJH川内さんらが中心になって昨年JAにも支部ができたSOTAとのコラボをネタにした次第です。

SOTAにはSOTA独自のルールがあります。コンテストとのコラボを考える上で気を付けたいのは、「山頂(運用場所)へは最終的に徒歩で到達する」「化石燃料を使った電源は使えない」の2点。なので私の場合、移動運用では発電機を用いるのが常なので、いつものように発電機を使うとSOTAのルールに抵触してしまいます。

とまあ、SOTAに関する詳細はSOTA JAのWebサイトにてご確認くださいね。


■入賞の可能性、本当に高いんです

以下は昨年度の結果からJAのみを抜粋した上で因数分解により局数を推定したもの。○印付きは入賞局です。
Category Callsign QSOs( 6m/ 2m) Pts Multi Score QTH
○SOAB JQ1NGT 99( 55/ 44) 143x 18= 2574 PM95
○SO6 JP1LRT 116(116/ 0) 116x 25= 2900 PM95
○SO6 JA6WFM 17( 17/ 0) 17x 10= 170 PM52
○SO6 JI3BFC 6( 6/ 0) 6x 6= 36 PM74
○SO6 JH2KKW 5( 5/ 0) 5x 5= 25 PM94
○SO6 JF7VVL 4( 4/ 0) 4x 4= 16 QM08
○SO6 JH4UTP/4 2( 2/ 0) 2x 2= 4 PM64
 SO6 JN1BBO 2( 2/ 0) 2x 1= 2 PM95
 SO6 JA6JKE 1( 1/ 0) 1x 1= 1 PM52
○Hill JS1UEH/1 1( 0/ 1) 2x 1= 2 PM96
○Hill JM8GJB 1( 1/ 0) 1x 1= 1 QN02
○QRP JR1UJX 109( 66/ 43) 152x 19= 2888 PM95
 QRP JR1NKN 3( 3/ 0) 3x 1= 3 PM95
 QRP JO1LDY/1 1( 0/ 1) 2x 1= 2 PM95
JAからの参加者はこれだけ。よ〜く見ると、2mシングルバンドとRoverの参加者がいません。あとマルチOPも。

記事にも書きましたが、GL単位で各種目1位の局に賞状が出ます。なので、首都圏を擁するPM95はそれなりの激戦(?)ですが(それでも2mシングルバンドは参加者ゼロ!)、その他のGLであれば入賞の敷居はめちゃくちゃ低いのが実情。2エリアの大票田を擁するPM85からの参加者はいませんでしたし。

なおJQ1NGT局やJR1UJX局の様子から、144MHzでもGLの交換に応じていただける局は一定数いることが窺い知れますので、お気軽に運用するだけでもPM95でなければ入賞の可能性は高いのではないでしょうか――と、CQ誌の拙稿をご覧になった方々による、PM95以外のGLにて新たな激戦が繰り広げられても当方は関知しませんhihi。

いかがでしょう?! 海外コンテストの賞状をGetするには絶好のチャンス! アマチュア無線のことを良く知らない方に対して「海外の競技会で賞状取ったよ!」ってのは相当のインパクトがあるんじゃないかなーって思っています(特に学校社団局)。


■つれづれなるままに・第6回

私自身も経験があるのですが、移動運用でマストを倒したという話を聞きつけた際、ステーの本数を尋ねると、ほぼ「1段当たり3本」という答えが返ってきます。

力学的にきちんと説明できると良いのですが、そこまでの知識はないので(何となく分かるレベルhi)――。

3本が4本になると、単純に考えて設営&撤収の手間は増えますし、資機材の量もその分だけ増えますけど、安全(ステーの1本が効かなくなった時のリスク)を考えると、もう3本ステーへ戻る気にはなれません。正直怖いし、また倒壊させてたくもないし。なので、移動運用でステーを取らずにトップヘビーとなるアンテナを上げている方を見ると「シートベルトを着用しないままクルマを運転しているようなものだ」としか思えませんし、何らかの事故が起きてからでは、それこそ「後悔先に立たず」。自分だけが痛い思いをするだけで済めばまだしも、結果的にアマチュア無線そのものがマイナスイメージで見られてしまうと――と思っております。なので僭越ではありますが、「安全で楽しい移動運用を行うには」というテーマ(hi)でいろんな技やコツを当方のコラムで紹介している次第です。だって(以下自粛hi)。


■430MHz&UPでのコンテスト

まあ、ご覧いただいた通りですhi。
参考となるサイトへのリンクを貼っておきますね。
fun@duct
Tropospheric Ducting Forecast
エマグラム

それと脚注にある過去の参加記です。
1992年のFD参加記
2001年の6D参加記
posted by きこり@JH最大の難所 at 17:41 | 岐阜 ☔ | Comment(3) | TrackBack(0) | CQ誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 そういえば、2年前のこの時期に、50MHzでBYやHSがオープンしていて、グリッドロケータを交換するコンテストらしきQSOを見つけて交信した記憶があります。ログを見ると7月20日。
 CQ誌で紹介したことによりJAでもメジャーになるかもしれませんね。

 ところで。3ヶ月ほど前に、アンテナの製作記事を書いてCQ誌編集部に投稿したのですが、何の反応もありません。「受け取りました」の返事ぐらいあってもいいのに。
Posted by JS3CGH at 2016年06月25日 12:24
>JS3CGH
7月20日だとCQWWVHFですね。HSではこのコンテストが大人気で、特に144MHzでは数百局レベルで交信できるようですし、50MHzはこのコンテストに合わせて運用が許可されるという話を小耳に挟んだことがあります。私自身は一度も参加したことがないので、今年は参加してみたいのですが……。一週間後に国家資格の一次試験を控えているので厳しいかなぁ(とほほ)

投稿の件ですが、放置の可能性が大です(汗)。お手数をおかけしますが、当方へお送りいただければ、当方の担当者へ転送させていただきます。じゃ〜る・こむでOKですのでhi
Posted by きこり@JH最大の難所 at 2016年06月27日 00:46
 たった2局でログ提出したのですが、6mのPM74で1位でした。PM74は3エリアの中心で多くの局がいるので入賞など期待していなかったのですが。
 ところで、例のアンテナの記事をそろそろ再開して仕上げたいと考えています。
Posted by JS3CGH at 2017年02月04日 14:33
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