2016年09月04日

2016年9月号

なんかバタバタしてたらリアルに9月となってしまいました(汗)
遅くなりましたが、9月号の話をどうぞ〜

オール秋田コンテストに参加してみよう

今回は地域対全国形式のコンテストで、いろんな取り組みをしているオール秋田を取り上げてみました。

かつては毎年どこかしら規約が変わっていましたが、ここ最近はそうでもないような感じ(きちんと調べていないので感覚でモノを言っていますhi)。私自身は、16年前に県内局で、昨年は県外局で参加し、いろいろと楽しませてもらいました。


●参加する上で留意したい点

記事中でも触れましたが、(1)同一バンドにおいて同一局とは電信・電話それぞれ1QSOずつ有効、(2)2種目までエントリー可能、の2点は留意したいところ。

前者は、管内となる局を少しでも増やす方策としてはかなり有効で、このルールを取り入れるローカルコンテストは多く存在します。ただ、電話にしか出られない4アマの局には不利なルールなので、電話部門を別に設けるケースが多く見られます。オール秋田もそのクチでして、特に3.5/7MHz帯では電信・電話とも多くの県内局のアクティビティがあります。ただ時間的な制約があるため、効率よく呼びに回らないとスコアが伸びないのも事実。幅広くワッチし、パイルの厚いところは後回しにするなど、呼ぶ側の力量が試されるコンテストとも言えましょう。

後者は、導入の目的がどこにあるのか私にはピンと来ないのですが(苦笑)、上手く種目を選べば2種目で入賞することも可能です。ただ結果を見る限り、特に県外からマルチバンドで参加する場合、全般的に県内局の数が少なめゆえ、各バンドでシングルバンダーと遜色ない出来高となり、マルチバンドとどこかのシングルバンドの2種目で入賞するケースが多いように見受けられます。だからでしょうか、入賞枠が多めに取ってあります。


●傾向と対策 〜バンド別〜

地方のローカルコンテストでは、3.5〜14MHzは割と賑わう一方、その他のバンドはオールバンダーのQSY待ちというケースが往々にして見られます。

オール秋田もご多分にもれず、昨年の実績だと、3.5/7MHz帯はシングルバンダーの方もいたのですが、その他のバンドはオールバンダーのQSY待ち。となると、

・県内局:県外局から上手く呼ばれるようなQSYをする
・県外局:県内局のクセをつかみながらQSYに追随する

――というのがセオリーなのかな、と。昨年の実例だとJA7COI局のHFハイバンド、QSYしたらまず電信、ついで電話と出たら上のバンドへ移って電信→電話、というQSYパターンでした。このようにパターン化したQSYをすることで、より多くの県外局から呼ばれる環境が整うと思います。

なお28MHzについて、バンドが閑散としているからとQSYしない県内局が昨年も見受けられましたが、聞こえている局には聞こえていますので、ダメ元でQSYしてみましょう。宝くじと一緒で、オンエアーしなければQSOはかないませんhi。


●傾向と対策 〜時間帯別・前半戦〜

土曜21時〜23時なのと、昨今の状況から、7MHz帯の使える確率は低そうです。となると、夜間しか使えない1.9/3.5MHz帯に集中するのは無理からぬ話。

とりわけ開始直後の3.5MHz-CWでのパイルは厚いため、順番待ちとなることもあるでしょう。こういう時、ある特定の局にこだわってパイルUPに参加するのは、ややもすると時間を浪費することにつながりかねません。なので、バンド中を一通りスイープし、どこに誰が出ているのかをチェックしておいてから、パイルの薄そうなところを選んで上手く呼びに回ると良いでしょう。まっ、選択肢は多い方がいいですよね。


●傾向と対策 〜時間帯別・後半戦〜

開始直後は1.9/3.5MHz帯へ出る県内局もいますが、これらのバンドを捨てて7MHz帯から上のバンドに注力する県内局もいます。なので1.9/3.5MHz帯は前日のうちに片付けておきたいところですね。

主戦場は7MHz帯。シングルバンダーの参加もあり、また呼び回り専門の県内局もいるため、シングルバンドで上位を狙うのなら、CQを出している県内局を取りこぼさないのはもちろんのこと、時には県内向けCQを出してみましょう。ただ延々と県内向けCQを出していると、同時にCQを出している県内局を取りこぼすことがあるため、県内向けCQを出すタイミング・切り上げるタイミングには気を配りたいものです。

14〜28MHz帯は、基本的にはオールバンダーのQSY待ち。しかし気を付けたいのが14MHz帯。実はこのバンド、Condx次第ではスキップで県内局が聞こえないこともあるのです。もしそういう状況だと、県内局のQSYを聞き逃すこともあるため、バンドをまたいだ広範なワッチが求められます。

21/28MHz帯はスキャッタによりQSOできる可能性があります。スキャッタの方向には気を付けて。RDPでも指向性をスキャッタへ向ければそれなりにQSOできます。モード別には、微弱信号でもQSOできる確率の高いCWがオススメです。


●傾向と対策 〜50MHz帯以上〜

ここ最近の結果から類推するに、全般的にアクティビティは低めの模様。7エリアでは稼ぎ頭となる144MHz-FMでもあまり賑わっていなさそうな印象を受けます。そのため、県外からQSOしようとすると、隣接県でも苦労しそうな雰囲気ですね。


●最後に

――書きましたが、この手のコンテストの盛り上がりは、一にも二にも管内となる局のアクティビティにかかっています。

個人的な考えで失礼しますが、このコンテストを「支部行事」として見るのなら、支部長以下、支部役員の方々にも出てきてもらいたいもの。自宅からオンエアーできる設備があれば「自宅から参加できる支部行事」なので、支部行事への参加に際してのハードルは限りなく低いと思うのですが。CQを出してガンガン稼がなくても、書類を出さなくてもいいんです。せめてCQを出している局を呼びに回るだけでも、と思うんですよ。そうやって実際に電波を出し、支部行事であるコンテストを通じて支部会員の方々と交流を図ることで、支部役員と支部会員との心理的な距離は多少なりとも縮まると思うんだけどなぁ。

もっとも、私が支部長をやってた時でも、コンテストへ出てこない支部役員は少なからず存在しましたけどね(苦笑)。上位組織でもそうだった(爆)。



■秋のコンテスト・シーズンが到来!

秋になると、多くの国内コンテストが開催されます。全市全郡を筆頭に、準メジャー級のXPO記念に愛・地球博、西日本を中心に開催される2mSSB系のマラソンコンテスト、民間クラブ主催だとJLRSパーティーや電信電話記念日などなど――。

夏休み(hi)していたデジタル系コンテストも、9月のCQ WW RTTYを皮切りに、10月のRussian WW DigitalJARTS WW RTTY、11月のWAE DX RTTYなど、いろんなコンテストが開催されます。

これらの中で一度試していただきたいのは、Russian WW Digital。このコンテストは、RTTY(45ボー)とBPSK63の2モードを用います。

PSKについて、JAではBPSK31が主流で、日本語(全角文字)での平文QSOが7031kHz付近で良く見られますし、14072/21072kHz付近では海外局とのQSOに興じるJAの局が見えます。いずれにせよ、RTTYよりゆっくりとしたテンポのQSOが印象的です。

それがBPSK63になると、まさしくコンテスト向きと言うか、心地よいテンポでのQSOがなされます。BPSK31とは別世界。ましてや(Russian WW Digitalでは用いませんが)BPSK125ともなると、あっという間にQSOが終わるので、ロギングソフトのキー操作も追いつかないことがあるぐらい。一度その軽快なやり取りに触れると、その楽しさ・面白さの虜になる――かも?! 

CQ誌で最近力を入れているJT65にオンエアーできる方は、そのままの設備でBPSK31/63/125にも出られますので(もちろんそのための免許を受ける必要はありますが)、この機会にぜひPSKでのコンテストを楽しんでみませんか。


■つれづれなるままに・第8回

今回ご紹介したアイボルトとアイナットの組み合わせ、FAPタイプの伸縮ポールではいろんな使い方ができますが、ここでは購入時の思い出をhi。

私がよく行くホームセンターでは、アイボルトとアイナットは別々の売り場に置いてあるんです。前者は他のボルト類と一緒ですが、後者はスリングやシャックル、チェーンブロックなどが置いてあるところなんですよ。なので先日、久々に買おうと思ってホームセンターへ行ったはいいが、アイナットがなかなか見付けられず店内をうろうろ。5分以上ぐるぐるして、ようやく見付けました。

みなさまもホームセンターで購入される際はご注意をhi!
posted by きこり@JH最大の難所 at 08:56 | 岐阜 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | CQ誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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