2016年09月24日

2016年10月号

いまCQ WW RTTYが開催中ですが、今年は私の住む地区が秋祭りの燈元で準備にかり出されるため、中途半端に参加するぐらいなら止めてしまえ――とこの記事を書いていますhi。

電信電話記念日コンテストに参加してみよう

主催団体がNTT北陸アマチュア無線クラブからNTT R&Dハムクラブへ移って10数年、毎年電信電話記念日にちなんで10月23日に開催されます。開催日が固定されているため、平日開催となる年もありますが、今年は日曜開催。もっとも日曜の夜は家族団らんetc.でコンテストどころではない方も少なくなさそう――私も大河ドラマetc.を観たい(苦笑)

冒頭でも触れましたが、コンテストナンバーは「RS(T)+市外局番など」を用いる点が他にない特徴。私の住む地域は0573ですが、実は長野県木曽郡南木曽町の一部も0573だったりします。だからという訳でもありませんが、慣れ親しんだ都府県地域ナンバーや市郡区ナンバーとは違った雰囲気がありますね。なので昨年は、この局はどこの市外局番なんだろうとワクワクしながらQSOを積み重ねていました。

●参加のポイント
HF帯:記事中で触れたように、参加者は1.9〜7MHzに集中します。以前の開催時間帯(15時〜21時)であれば、開始直後のHFハイバンドは正規伝搬やScなどで良好にオープンしたこともありましたが、現行の開催時間帯ではちょっと望み薄かな。なので、1.9〜7MHzの3バンドと割り切って参加しても支障はほとんどなさそう。

ポイントは、夜間は使えなくなる可能性の高い7MHzでどこまで稼げるか。そしてその後の1.9/3.5MHzでバランス良く稼げるのか、でしょう。またローカルコンテストに共通ですが、局数を稼ごうとRunにこだわると意外と局数が伸びなかったりするので、こまめにS&Pすることも必要です。なのでモードチェンジ・バンドチェンジなどのタイミングの取り方が重要でしょうね

V/UHF帯:最近の結果からは、参加者が1エリア中心なのが窺い知れます。ですが、エリア別入賞が設定されていますので、1エリア以外の方にも入賞のチャンスはあります。

V/UHF帯ゆえロケーションの良いところでの移動運用が有効なのは言うまでもありませんが、夜間の運用となりますし、標高のあるところでは冷え込みも予想されますので、ほどほどにして早めに切り上げることも必要でしょう。

共通:1局2点のNTTグループ局といかに多くQSOするか、が上位入賞への鍵です。NTTグループ局は、サービスに努めようとRunし続ける局が少なくありません。なので記事中でも触れましたが、地縛霊よろしく一つところにずっと居座ってRunし続けるよりも、こまめに呼びに回った方がスコアUPに繋がると思います。

●楽しみ方
記事ではいろいろ書きましたが、特筆すべきはやはり「抽選でUSBIF4CWが当たる!」でしょう。10QSOで1口の抽選制なので、とにかくたくさんQSOし、意見欄に「副賞希望」と明記して書類を電子メールで送りましょう。

また、賞状・参加証の発行方法やコンテストレビューなど、コンテスト運営の良き手本となる取り組みをいろいろと実践なさっているのも特徴です。記事中に賞状の作成や発行は経費的、事務的に結構な負担となると書きましたが、参考までに、以前携わっていたオール岐阜の実例ですと、年間1万円ぐらいの経費負担のうち、賞状の作成(市販の賞状用紙を購入してプリンターで打ち出す)と発送(汎用の茶封筒を購入し、宛先を書き、切手を貼って投函する)には7千円ぐらいかかったかな。

●余談ですが――
個人的に着目しているのは、書類の受付状況。たとえば昨年の例だと、終了後7日以内(10月30日24時まで)の提出数は、285/354と80%に上ります。残り20%の局についても、ほとんどが電子メールで書類を提出しています。

ここからは一般論として――。参加者の8割がコンテスト終了後1週間以内に書類を提出し受理されているのなら、書類の受付期間を1週間程度に短縮した上で審査を迅速におこない、コンテストの3〜4週間後には結果が公表できるようになると、顧客満足度の向上、ひいてはコンテスト自体の魅力向上に繋がり、いわゆる「コンテスト界の裾野」を拡げる(=愛好者の増加に繋がる)ことになるのではないのかなぁ――と思う次第です。

JARLの電子ログフォーマットが、より電算化しやすい仕様に改められたことで事後処理の迅速化へのハードルは下がったので、後はWindowsベースで扱える処理ツールがあればいいなぁ、と思います。個人的にはExcelでマクロを組んで作れないかと思っていますが、クロスチェック処理の良い方法が思い付かなくて頓挫中。サマリーシートの集計だけなら割合簡単にできそうですけどね。


■来年のハムフェア

内輪の事情で世界的に認知されているコンテストの日程を一時的に動かす、とかあり得ません。JARLの内部統制が上手く機能していないのでしょうね。

似たような話、のところも、影響を及ぼすであろう他のコンテスト主催団体への事前相談は一切なかったと記憶しています。そういえば、同時開催により相乗効果で盛り上がるとの理由が主催団体のスタッフから提示されていました。でもこれは、QSOパーティーの開催期間が1月3日までに拡大されたとき、それまで1月3日に開催していたオール兵庫が混乱を避けて1月4日に日程変更した過去の出来事を鑑みるに、詭弁でしかないと考えます。自分らがされて迷惑に感じたことを、他の団体にするのは構わないという姿勢(=申し訳ありませんが過去の経緯を知る第三者にはそう映る)はいかがなものでしょう。

とまあ、話が脱線しましたが(苦笑)、オールアジアの開催日にハムフェアをぶつけるというJARLの愚挙には、ただ呆れるばかりです。


■Windows10無償アップグレードとパソコン

ネットで拾った情報のひとつに、Win10はWin7よりも動作が軽いというのがありましてね。それならひとつやってみるか、と無謀(hi)にもWinXPからいったんWin7にし、そしてWin10へとやってみたのでした。

結果は記事に書いたとおりで、COMポート増設カードの件がなかったとしても正直使えないレベル。使えないものを後生大事にしても仕方がないので、マジで数日かけてWinXP(SP3)まで戻しましたよ。で、このブログの記事もWinXPに戻したノートPC(ThinkPad X60)で綴っていますが、動作が安定しているので何の心配もなく使えるのが嬉しいところ。とまあ、パソコンもスペックに見合ったOSを入れ、軽く使うのがよろしいようで。

ヤフオクでポチったWin7のインストールCDとプロダクトキーが無駄になったけど、そのうち使う日も来るかなhihi。
posted by きこり@JH最大の難所 at 10:32 | 岐阜 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | CQ誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 PCのOSの件、私も未だにWinXp(SP3)も使っています。ノートPCが古い(CPUはCeleronM)のでWin7を入れると重すぎ。XPで使えるIEでは最近のHPが読めないのでブラウザはOperaをインストールしたら快適に使えるようになりました。いきなりアップデートが走りだして待たされることもなし。
Posted by js3cgh at 2016年10月30日 05:25
>js3cgh
WinXPだとほぼ枯れているので(それでも数ヶ月に1度ぐらいの割で何かしらのUpDateがありますが)、Win10のようにいきなりUpDateが始まってにっちもさっちも行かなくなる、ということは皆無なのはいいですよね。ホント、無線メインで使うのなら今もWinXPで充分だと思います
ちなみに当方、ブラウザはFireFoxを入れていますが、IEもWindowsUpdateで必要なので残していますhi
Posted by きこり@JH最大の難所 at 2016年11月01日 22:19
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