2016年10月31日

2016年11月号

気が付けば11月が目前! 月日の過ぎるのは早いもんだ、と47歳の誕生日を先日迎えて思う今日この頃ですhi。

オール九州コンテストに参加してみよう

国内コンテストの準メジャー級として年内の締めを飾るこのコンテスト、記事の冒頭にも書きましたように、なんかイマイチ盛り上がりに欠けるところがありましてね。そこで、多くの方々に楽しんでもらえるようにと1年以上の準備期間を経て、昨年リニューアルしました。中でも個人的に目玉だと思うのが、

●シングルOPの出力を100Wまでに制限

――でしょうか。出力制限を設けたコンテストって、ありそうで意外となく、パッと思い付くのはフィールドデーとオール横浜ぐらい?! で、100W制限でどれだけ楽しめるのかをやってみようと思って実践した結果に基づいて執筆したのが、この号の記事だったりします。

1.9MHz帯:フルサイズ逆Vでもパイルアップがなかなか突破できず、待たされたケースがしばしばありました。なおパイルアップに負けた相手は、ほぼ西日本の局。地域差が如実に表れたバンドだと痛感しました。

3.5MHz帯:1.9MHz同様にフルサイズ逆Vを用いましたが、こちらは国内には良く飛ぶアンテナなので、待たされることはあまりありませんでしたし、SSBで管内向けCQを出すとポツポツ呼ばれました。ただ誌面に掲載した表からも分かるように、CWへ出る局のほうが多い傾向がありそうです。

7MHz帯:
開始直後は沖縄しか聞こえなかったのですが、夜が明けてからは九州全土が良好にオープン。短縮2エレを九州へ向け、SSBでRunすると、そこそこ呼ばれて楽しめました。なので7MHzシングルで参加する局で上位を狙うのであれば、積極的に管内向けCQを出すと良いかも知れません。ただ、だからと言って延々とCQを出し続けるのも考えモノ。管内局を上手に呼んで押さえながら、タイミングをみて管内向けCQを出すことが肝要です。

14MHz帯:
昨年は九州北部が完全にスキップして聞こえず、管内局とバンバンQSOしている1エリア以北の局がホント羨ましかったですね。2エリアからは忍耐のバンドとなってしまいました。ただCondxは水物なので、他のバンドを巡回しつつもこまめにこのバンドも覗き、かすかに聞こえる局を呼んでは地道に積み上げてました。なお正規伝搬で交信できるエリアの局であれば、管内向けCQを積極的に出すのも良いでしょう。でも、そういう管外局には眼もくれずCQを出す管内局も少なくないので、7MHz帯同様にRun/S&Pを切り替えるタイミングが重要です。

21/28MHz帯:
時期柄Esは期待できないので、九州本土と大票田(1〜3エリア)はScによるQSOがメインとなるでしょう。昨年、オール九州の前日に開催されたJA9HF-CWでは、北東のScがまずまず使えました。なので管内局/管外局を問わず、午前中のScには要注意。SSBではちょ〜っとシンドイかも知れませんが、CWならそれなりに稼げると思います。

昨年は、100Wに出力制限しても入賞常連の方々が上位にコールサインを連ねていました。コンテストは経験がモノを言う部分もあるので、これはこれで仕方がないのかも知れません。でも、だからと言って、入賞常連の方以外には入賞のチャンスがないわけではなく、参加されるみなさんの意気と努力にかかっているのも事実ですし、シングルバンド種目の中には、QRP局が1位を取ったケースもあります(管外電信14MHzのJK7DWD局と、管内電信電話144MHzのJI6JSX/6局)。

というわけで、みなさんのご健闘を祈念しております。なお私は仕事があるので不参加確定hihi。


■「現地乗り込み」のススメ

「現地乗り込み」とは、管内局が優遇されるコンテストに、管外からやってきて管内局として参加するスタイルを指します。

記事中にも書きましたが、単に呼ばれたいのなら、どこか珍しい市郡区町村へ行って、クラスター等の助けを借りつつサルになれば良いだけの話。でも、そうではなく、わざわざコンテストに合わせて出掛けるのはなぜか?! 現地乗り込みの魅力を解くカギは、そこにあると思うのです。

具体的な話は誌面をご覧いただくとして――。現地乗り込みで楽しめると個人的に思うコンテスト、11月だとズバリJA9HF・電信部門でしょう。HF帯のみで開催されるためオールバンド参加の面白さを体感するには手頃、CWなので簡易なアンテナでもそれなりに呼ばれる、お昼の12時で終わるので余裕を持って撤収&帰宅できる、実質的な開催時間は3〜4時間+6〜7時間と夜はしっかり寝れるなどなど、お手軽に現地乗り込みの醍醐味を堪能できる要素が揃っています。私自身、今年もJA9HF・電信部門には管内局で参加する予定でいます。今年こそ第七にも行きたいしhihi。

ゲームを楽しみながらパイルを捌く醍醐味をお手軽に楽しめる現地乗り込み。まずはシングルバンドでもいいんです。クラスターなどに頼らない分だけ、自力でどこまでやれるのかを試す場としてもGood! 面白そうだと思ったら吉日、ぜひ無線機やアンテナなどを携え、お出掛けしてみましょう。

最後に、私の独断と偏見で現地乗り込みすると楽しめると思う国内コンテスト(V/UHF帯のみで競われるものを除く)を、参加しやすさ(フル参加しやすいかどうか)という視点でリストアップしてみました。オール兵庫については悩みましたが、曜日が上手く合えばということでhi。

1月:オール兵庫、オール熊本、オール埼玉
2月:京都、広島WAS
3月:ALLJA0・3.5MHz、ALLJA0・7MHz、東海QSO
4月:(^_^;)
5月:東京、静岡、新潟・7MHz、オール群馬
6月:オール神奈川、オール岐阜、山梨
7月:オール横浜、滋賀
8月:(^_^;)
9月:オール秋田
10月:オール鳥取、オール千葉、東京CW
11月:オール大阪、JA9HF
12月:(^_^;)


■つれづれなるままに・第9回

「なっ、こうすると便利で早いやろ!」とJI3KDH杉山さん(当時は片岡さんだったhi)に教えていただいたネタを取り上げました。

あのようにしてマストの留め具として使いつつ、マストを回す時の取っ手として使ったり、給電部を吊り上げるロープを留めるのに使ったりもしています。ただ記事中でも触れたように、とがった先は正直危険。私も何度かひっかき傷を作りました。なので、ホームセンターで売っている、径の合う石油用ビニルチューブを5cmぐらいに切って先端に被せると良いと思います。

我が家には、フジインダストリー社で言うところのFSPタイプ(内側からピンが飛び出てロックするタイプ)の伸縮マストも何本かあるのですが、最近はFAPタイプばかりを使っています。理由は、この打ち込みLカンを用いることで設営・撤収が割と早くできるのと、状況に応じて分けて使うことができるからです。もっとも、FAPタイプにはすっこ抜けのリスクがありますので、たまのメンテナンス時に印を赤いラッカーで付けています。
posted by きこり@JH最大の難所 at 22:47 | 岐阜 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | CQ誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめて書き込ませていただきます。XXKさんの年齢が意外にも、私の父ぐらいの歳でびっくりして書き込んでしまいました。失礼な話ですが、もっと年上かと。。。。すいません!コンテストでお会いしたらまたよろしくお願いいたします。
Posted by JR2GOA@春日井 at 2016年11月03日 09:12
>JR2GOA@春日井
いつもコンテストやツイッターでありがとうございます
言われてみれば、同級生の中には20代後半のお子さんがいるケースもあったりするので――。20年ぐらい前は若手だ若手だと良く言われましたが、年を取ったなぁ(笑)。でもJARL会員の中では、まだ若い方らしいですhihi CU in CONTEST!
Posted by きこり@JH最大の難所 at 2016年11月03日 19:49
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