2005年07月07日

±3ppm

6Dでは「PSE 1200 OK?」と幾度となく打ってはトライしたけど、
残念ながらQSOに至らなかったケースが続出する有様…
その中で「指定周波数より2.25KHz低い周波数で聞こえた」という
Reptがコンテスト後に交信相手から寄せられたのでした

先日、某無線機メーカーの方とおしゃべりする機会があり、
こういうことがあったんですよと話を切り出したところ、
当方の使用無線機の周波数安定度は「±3ppm」であるため、
1200MHzだと±3.9KHzの範囲内ならスペック通りだと言われました

つまり、A局とB局の無線機が同じ周波数を表示している時、
スペック通りであっても最大7.8KHzのズレが生じることもある…
コレだけズレてしまうと、CWでは致命的と言わざるを得ないワケでhi

「双方届いていたのに、このズレのために気付かなかったかも」とメーカー氏
強力な信号ならいざ知らず、微弱な信号だと分からないですよね…
しかも手持ちの無線機のRITは±1KHzしか動かないんで、
お互いのズレが±1KHzを超えてしまうと、まさにお手上げ状態hihi

相手側のズレは仕方ないとして、
自分側の改善策としては「恒温槽タイプの水晶発振子」を入れることかな
これのメーカースペックは±0.6ppm以下だとのことなので、
1200MHzだと周波数変動は±0.78KHzの範囲内に抑えることができるらしい
ちなみに先ほどの「-2.25KHz」は「-0.45KHz」のズレとなるため、
これなら何とか見つけてもらえるかも…

「TRVを使う方には恒温槽タイプの水晶発振子を入れるよう勧めてます」とメーカー氏
そりゃそうだ、10GHzのTRV(IF:1200MHz)だと10逓倍されるから、
最大±39KHzの周波数変動幅…20KHzステップのFMで2ch分相当のズレとなるワケで

来年の6Dでも真面目にCAやるのなら、
恒温槽タイプの水晶発振子を入れなくちゃダメかも知れないなぁ…
posted by きこり@JH最大の難所 at 22:33 | 岐阜 ☁ | Comment(6) | TrackBack(0) | ラジヲよもやま | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
文字が化け化けで見えないんでコメントを削除しました
悪しからずです >kimtaq
Posted by きこり at 2005年07月08日 22:31
10GHzのTRVっていっても親機の信号は逓倍してないでしょう
安定度は局発つまり八丁綴のヲヤヂの水晶(それは逓倍しとるけど)で決まるとおもうのだが?
Posted by kimtaq at 2005年07月11日 20:14
で、3ppmなんだけど
たしかにQSY依頼の時には2kHzくらい下だった
でも、+2kHzだったりフラフラしているわけぢゃないでしょ
(エージングが過ぎれば)いつでも-2kHzなんぢゃないのかな
恒温槽ぢゃなくてもトリマコンデンサ回せばすむような奇がする
Posted by kimtaq at 2005年07月11日 20:19
TRVの逓倍の件は…言われてみれば、そうかも(苦笑)
それと3ppmだけど、エージングが過ぎれば安定はするもんねぇ
ただ状況によっては上にズレたりするってこともありそうな気がするし、
内部をいじくり回すのはウチにはちょっと出来ないんで、
大人しく恒温槽タイプの水晶発振子にしておこうかと…
Posted by きこり at 2005年07月12日 07:10
確かに指定された「1294.060」からは遥か(?)離れたところでコールして貰っていたような...
でもこれが当局にとって1200CWのfirst ever QSO(勿論、今回唯一)でした。
TNX QSO!
Posted by 熊谷@JH4PUL at 2005年07月12日 22:30
6Dではありがとうございました〜 >JH4PUL
JK3HLP/3に1200をリクエストしたらNGだったので半ば諦めていましたが、
おかげで3エリアは1200でも全部埋めることができましたhi
さて、当方の周波数は相当ズレていたんですねぇ(苦笑)
その節はホントご迷惑をおかけしました

#あの強さなら2400MHzもOKだったかも…もしかして運用可能でした?!
Posted by きこり at 2005年07月12日 22:59
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